IoT、DXは産業・経営の現場で、 どう実装されつつあるのか
発行団体 : 旭リサーチセンター
発行年月 : 2020年8月
リンク
https://arc.asahi-kasei.co.jp/report/arc_report/pdf/rs-1050.pdf
<内容>
- 産業/経営の場で実装されているIoT、DXの実例をまとめている
- 製造では、深層学習や画像学習を用いたプラントの挙動予測
- 物流では、アパレルのRFIDや倉庫内のロボット
- 結局カンコツ経験に頼っていた人の現場仕事を代替するところで積極的に使われている
<所感>
- 製造・物流領域では、昨今の人不足も相まり、現場への設備導入というのは積極的なのかもしれない
- 一方で、ロボットやAIに頼るということは、今まで人が担っていた仕事をどんどんデータに置き換えていくということである。データへの置き換えがうまくいけば、企業のスループット向上につながると思うが、うまくいかなければ企業の生産性は落ちると思う
- そのような状況を考えると、デジタルと現場仕事を両立し、両側面を行ったり來たり出来る人材がこれから貴重になるのだと思える
- しかし、そのような人材は事業会社にいるよりはソリューションを売るコンサルに行った方が、給料は高くもらえると感じている。旧来の日本企業は、デジタルと現場を兼ね備えた人材に対して、より高度な報酬を出さないと人に逃げられるのでは?と思ったりする